1月 園長先生メッセージ

和顔愛語(わげんあいご)
寒さに負けず仲良く遊ぼう

 新年あけましておめでとうございます。
3年ぶりに行動制限のない年末年始を過ごされ、それぞれのご家庭では楽しいお正月を過ごされましたことと思います。
旧年中には園の運営に関しましては、多大なるご理解とご協力をいただきありがとうございました。今年も子どもたちが笑顔で充実した園生活が送れるよう教職員一同努めてまいりたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
今年は兎年です。東洋の「十干十二支」の考え方では「癸卯」(みずのとう)の年です。「癸」は十干の10番目であり、生命の終わりを意味するとともに、次の新たな生命が成長し始めている状態を表しています。「卯」は十二支の4番目で、草木が萌え出る春の訪れを感じるときです。 これらを合わせた「癸卯」は「厳しい冬が去り 春の兆しが訪れる」、「これまでの努力が実り、芽吹き始める」といった年を予感させます。昨年までは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響もあり、我慢と忍耐の強いられる年でした。そんな中にありつつも、出来ることを可能な限り実現し、今まで当たり前に行っていた行事を見直してみたり、新しい保育の形を模索し続けたことで、ほんとに大切なものが見えてきたものが沢山ありました。それが今年「芽」を出し、目に見える成果につながるようにしていきたい。そんな一年にしていきたいと思っています。

 1の保育目標は「和顔愛語」です。寒さに負けず仲よく遊ぼうです。寒いとき、つらいとき、悲しいとき、くじけてずっと情けない顔をしてはいけません。どんなときでも笑顔を忘れず、仲良くしていきましょうということです。「和顔」には穏やかな表情、「愛語」には心やさしい言葉という意味があります。 和やかな笑顔と、思いやりのある話し方で人に接することが大切だということです。辛いときや嫌なことがあったとき、愚痴をこぼしたくなるとき、そんなときこそ、まず自分から笑顔と優しい言葉で周りの人に接する姿勢、それが「和顔愛語」です。しかし、自分自身が「和顔愛語」を実践するとなると、簡単ではありません。気分が悪いときはなかなか笑顔になれないものです。そんな気分の悪さは行動や言葉となって周囲の人に不快な思いをさせてしまいます。3年間コロナ禍にあって心も気持ちも余裕がなく視野が狭くなり、周囲の人に優しい言葉がけをする余裕がなくなりつつあります。そんな時こそ、相手のことを先に考えて、与えることが大切です。世の中、笑顔になってほしいのならば、まずは相手に笑顔を見せることです。優しい言葉をかけてほしいのならば、まずは相手に優しい言葉をかけてあげることです。大切なのは、思いやりです。まずは身近なところから実践していきましょう。家庭から幼稚園から職場から。すぐに身につくものではありませんが、その努力をすることに大きな意味があります。一人から始められる第一歩として「和顔愛語」を心がけて今年一年を過ごしましょう。
1月はますます寒さが厳しくなっていく時期です。戸外でも元気に体を動かして遊んだり、友だちと一緒にお正月遊びを楽しんだりしながら元気に過ごしてまいります。3歳児は、遊びのルールがわかり自己主張しながらも、ルールを守って友だちと関わりながら遊ぼうとします。生活の中の様々な体験が遊びにつながり、ごっこ遊びも盛んになってきます。
4歳児は、友だちと関わりながら、お正月遊びを楽しむ姿が見られます。そして、遊びの中のいろいろな場面では、自己主張しながらも友だちの想いに気づき、自分たちで何とかしようと考えたり、時には困ったりしながら、保育者に援助してもらい、様々な体験を繰り返していきます。5歳児は戸外でサッカーやマラソンをしたり、室内ではお正月遊びを自分たちでルールを確認しながら遊びを進めたりする姿が見られます。また、お手紙ごっこなどの遊びを通して文字や数字、記号に興味が深まっていきます。
一月は一年の始まりです。自分なりの今年の目標を決め、努力していけるよう意識を高めていきたいですね。また、卒園、進級に向け生活習慣や課題などを見直し、一人一人が意欲的に生活できるよう働きかけてまいります。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

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