9月 園長先生メッセージ

報恩感謝(ほうおんかんしゃ)
社会や自然の恵みに感謝しよう

 いよいよ9月。暦の上では立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ暑い日が続きそうですが、心なしか朝夕の風には秋の気配も感じられます。しかしながら9月はまだ暑い日が続くことから、6,7月の時期と同様に熱中症に十分注意する必要があります。充分な水分補足や休息が出来ているかどうか、生活のリズムは乱れていないかなどしっかり見極めながら新学期の保育も進めてまいります。また、10月に行われる運動会に向けての準備も始まります。園では1学期から自由遊びの中で音楽に合わせて踊ったり、バルーンに見立てて触れ合ったりを遊びの中から行ってまいりました。競技で使うものを自分たちで考えたり、造形活動もかねて子どもたち自身が作ります。特に年長組は、みんなが注目される入退場門つくりや障害物に使う装飾などを作るため、毎日子どもたちはいろいろな意見を出し合い、ぶつかり合ったり認め合ったりしながら進めてまいります。
 新型コロナウイルス対応の観点から、近年運動会は学年ごとに時間差をつけて開催となり、以前に比べれば小規模になりました。同時に保護者に見せるための運動会ではなく、子ども自身がやりたいことを考え、精いっぱい力を出したところを結果として保護者に見ていただく形となってきました。毎日が子ども主体の保育になるよう、日々の保育の中から運動会につながるよう環境を整え援助してまいりたいと思います。

今月の保育の目標は「報恩感謝(ほうおんかんしゃ)社会や自然の恵に感謝しよう」です。社会の仕組みは、 自分ひとりでは何もできません。同時に衣食住のすべてに自然の恵みがなかったら一日も生活することができ ません。謙虚に社会や自然に感謝する心を育てましょうということです。私たちはみな支えられ、あらゆるものに恩恵を受けて生きています。当たり前のように毎日が過ぎていくのでいくのではなく、周囲の人や物に感謝しましょうという教えです。
みんな人では生きていけないこと、家族や親戚や友達や先生がいつも一緒にいてくれること、だからこそ楽しく過ごすことができるということの「あたりまえ」のことのありがたさを今一度伝えてまいりたいと思います。
「身近な人や自然の恵みに感謝しながら、友だちと共通の目的に向かって活動する」2学期の大きな保育目標であります。運動会に向けて組体操やバルーン、それぞれの学年が運動会に向けての活動の中でどんな力を育てるのかしっかりとした意識をもちながらも、子どもたちのそれぞれ気づいたこと、こうしたいなどの思いや創造意欲、創意工夫をしっかりと受け止めて子どもが主人公の毎日になるように保育してまいります。
ご家庭でも園での出来事をお子様が話されたときは、耳を傾けて話を聞いてあげてください。自分を受け止め、寄り添って理解して、励ましてくれる人がいるという安心感と喜びは何よりの力になります。

二学期に予定されている運動会、作品展など、コロナ禍にありながら経験を通して、子どもの成長を見て喜びあえる時間がご家庭と共有できるような状況になってくれることと思います。日々子どもの小さい成長の芽を見逃すことのないように、保護者との連携を大切にして互いに喜び合える時間をもってまいりたいと思います。どうか、保護者の皆様のご理解ご協力をお願い申し上げます。

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