3月 園長先生メッセージ

智慧希望
希望を持ち、楽しく過ごそう

2月初旬から、ついに幼稚園が新型コロナウィルスのオミクロン株の流行によって、10日間ほど学級閉鎖、登園自粛になってしまいました。 これは、新型コロナウィルス感染拡大防止ラインの国からの指示によるもので、クラスで複数人陽性者が出た場合、そのクラスは学級閉鎖になり、さらに拡大防止を防ぐ観点から登園自粛を強いられたものです。インフルエンザの時は、クラスに5人出ても学級閉鎖にはなりませんでしたが、新型コロナはそれくらい繊細に扱われ、感染が拡大しないように徹底されています。 新型コロナが流行して早3年経ち、徐々に危機意識も薄まり、またこの環境にうんざりしている方も増えてきているのではないでしょうか。 しかしこの度改めてマスク着用の意義を見直す機会となりました。マスクを着ける最大の理由は、マスクを着けることで濃厚接触者にならないという点です。 現在、これだけオミクロン株が流行っている中で、誰が陽性になってもおかしくない状況です。 陽性になると2日前までの行動が調査されます。 そこで、クラスでマスクを着けていないとクラス全員濃厚接触者扱いにされ、全員がPCR検査の対象になってしまいます。 そして、結果が出るまで幼稚園を休まなければいけません。 クラスで2人出ただけでそのクラスは学級閉鎖です。 幼稚園としては、子ども達の為にも出来るだけ開園していきたいと思っています。 その為には、出来るだけ感染者を出さない様に努めていくことが必要です。 引き続き手洗い、消毒、マスクの着用を徹底し、開園第一を目的として、対応を取っていることをご理解頂きたいと思います。

 3月の保育目標は「智慧希望」です。希望をもち楽しく暮らそうという意味です。
「知恵」というと文字や数字の理解などといった「知識」を思い浮かべがちですが、「智慧」とは「物事の筋道がわかり上手く処理していける能力」のことです。小学校で言われている「学習指導要領」では知識を学ぶだけでなく、それらをどのように活用するかを考え「何のために勉強するのか」という意識をもつことが重要だとされています。単に知識を増やすのではなく、得た知識をいかに使うかが「智慧」となります。幼稚園では小学校以降の「知識」を身に着ける前段階として土台を作る「心の根」を育てています。「やさしさ」や「おもいやり」の気持ちも大事な「心の根」となります。子どもの育ちに必要なのは、相手の喜びを自分の喜びとし、相手の悲しみや不安を自分の悲しみや不安としていく共感力です。例えば、痛そうな表情の子どもに対しては痛そうな表情になったり、部屋の隅で泣いている子どもを見かけると自分も淋しい気持ちになったりします。そんな場面を日常よく経験します。それは私たちが鏡になって子どもの心の気持ちを映してあげているのです。ときには「痛かったね」「悲しかったね」と声をかける。子どももその経験を通して、自分の置かれた状況を痛い、悲しいと理解していくことで理解する力を身に着けていきます。さらにそのことを通して、相手の心を理解したり、共感したり、思いやりをもつといった、社会性の基礎となる力を身に着けていきます。「知識」だけを植え付けて出来る事つくる保育は見栄えが良く成果を出しやすいです。しかし、こどもたちの「やりたい」「やってみたい」という主体性を育む保育を展開することが、本当の意味での「智慧」に繋がっていくのです。しっかりした「心の根」がなければ、その上にしっかりとした幹や枝は育ちません。花や実をつけることを急ぐのではなく、花や実をつけるため土台となる根をしっかりつけていきたいと考えています。

 コロナ禍に振り回された一年間。このような状況下でも子どもたちは様々な経験を通してたくさん成長しました。この経験を生かして新たなスタートを明るい笑顔で迎えられることを願っています。「希望」をもって、新しい環境に大きく羽ばたく子どもたちを大変うれしく思います。
 最後になりましたが、保護者の皆様には一年間温かく見守っていただき、園の運営にご理解ご協力をいただきました。心より感謝申し上げます。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

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